中学生になると、みんな夢を語らなくなる
小学校のころは「大谷翔平になりたい」と言っていた子が、中3くらいになると「どうせ」と言うようになる。現実が見えてきて、目が曇っていきます。自分の子どもや、その友達を見ていて、そう思いました。中学生なら、もっとはっきりした目標があって、そこに向かって走っていてほしい。だから、理念を「夢を語れる中学生を一人でも多く作りたい」にしました。
それは、大人の責任だと思っています
なぜ語らなくなるのか。周りの大人が、辛そうに生活したり、仕事を嫌そうにしたりしている姿を子どもに見せているからだと感じています。まずは、大人が生き生きとしていなければいけません。その姿を見た子どもが「早く大人になりたい」「早く社会に出て社会貢献したい」と思うようになる。世の中にはこういう関わり方があるのかと知って、自分もやってみたいと言い出す。そのきっかけになるシャワーを、私たちが浴びせます。
だから、地域の大人に教えてもらいます
教えるのは、弥富に住んでいる人、弥富で働いている人です。技術を教わることと同じくらい、その人がどう働いて、どう過ごしているかを見ることに意味があると考えています。キラキラしている大人に触れてほしい。だから、教えてくださる方には時給をお支払いします。仕事として、堂々と関わってもらいたいからです。
5年以内にやること
中学生が自分の可能性を広げられる経験を、たくさんできる環境を作ります。これが5年以内の目標です。いろんなシャワーを浴びて、そこで経験できたことを自分の強みにして生きていってほしい。そのために、できる種目を増やし、教えられる大人を増やしていきます。
やらないこと
先に、やらないことを書いておきます。
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可能性を1つに絞らせません。
「部活」と呼んでいますが、複数の活動に入ってかまいません。1つに決める必要はありません。いろいろ試したほうが、自分に合うものが見つかります。
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だれにでも教えてもらうわけではありません。
子どもは、教わる内容と同じくらい、教えている人の様子を見ています。お願いするかどうかは、必ず一度お会いしてから決めます。判断するのは経歴や実績ではありません。その人の働き方や過ごし方を、子どもに見てほしいと思えるかどうかです。
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入ることを強制しません。
部活動はもともと、生徒が自分から参加するものです。入らない選択も、途中でやめる選択もできます。
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教えてくれる人に、ただ働きをさせません。
教えてもらう以上、時給をお支払いします。
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勝つことだけを目的にしません。
大会に出るかどうかは、出たい子がいるかどうかで決めます。
できないことを先に書いたほうが、任せるかどうかを決めやすいと思います。
なぜ、いま弥富でやるのか
国は2025年12月に、部活動のガイドラインを策定しました。2026年度からの6年間で、休日の部活動を地域クラブ活動に広げていく方針です。弥富市には市立の中学校が2校あります。今回の地域展開をきっかけに、これまで学校の先生方だけではできなかったことを、民間でやりたいと考えています。
出典:文部科学省「部活動改革及び地域クラブ活動の推進等に関する総合的なガイドライン」(2025年12月22日策定) 文部科学省の発表ページ(外部サイト・新しいタブで開きます)
これから起きてほしいこと
この活動が続いていったら、弥富は子育てがしやすい街だと言われるようになるかもしれません。そうなれば、子育て世代が引っ越してきて、企業も来てくれるかもしれません。そういう良いスパイラルが回るといいなと思っています。これは約束ではなく、願いです。まずは、目の前の中学生が「早く大人になりたい」と言うところから始めます。